昨年、四巡目にして最後の47都道府県ツアー『The Last Journey 47の扉』を完遂。全国のファンからたくさんの熱いメッセージや声援を受け取って、さらに次のステップへ向かう活力を得た DEEN は、今年3月10日でデビュー30周年を迎える。
デビューシングル「このまま君だけを奪い去りたい」でいきなりヒットを放ってから、常に音楽シーンの第一線を歩み続けてきた DEENを、池森秀一は「30年間、一度も活動を止めずに、毎年作品を出せたのは、僕らの音楽を求めてくれるファンの方たちがいるからできたことだと思う」と感謝を言葉にする。また山根公路は、「いつも曲を作る時は、聴いてくれる人を想像しながら作っている。それがいちばんのモチベーションになっている」と話す。30年の間、ファンの心にいつも寄り添ってきた数多くの曲たち。聴くたびに、想い出を瞬時に引き寄せてくれる大切な曲の数々を収めた 30周年記念ベストアルバムが『DEEN TheBest DX〜Basic to Respect〜』である。
完全生産限定盤、初回生産限定盤、通常盤の三形態でリリースされる本作品。全形態に共通する DISC-1 は、想い出に深く寄り添う代表曲をオリジナルアレンジのまま、今の DEENで新たにレコーディングした「DEEN The Best Studio Live 30th」。どの曲も発表当時の空気感を残しながら、歌も演奏も、経験を重ねて成長深化した今の DEEN のスキルで表現した新録音の 11 曲に、新曲1曲を加えた全12曲が収録されている。
「最初に出した音源には、その当時にしかできない若さや熱が閉じ込められていた。それを今の自分たちが、当時の音を崩さずに、ちゃんとデビュー当時と向き合って作ることができた。ライブ以外で、同じアレンジのままバンドスタイルで初めて残したこの作品は、個人的にも宝物になりました」(池森)
オリジナルアレンジでの再演ということで、原曲のイメージを大事にしながら、最新の音で聴かせることにもこだわったという。
「ストリングスの音色とかは、当時の音を新たに打ち込み直して再現しました。ファンの人が当時から聴いている同じフレーズやアレンジだけれど、全然音が違うと思ってもらえたら嬉しいですね」(山根)
「みんなで一つになっているライブ会場の情景を思いながら作った」と山根がいう新曲「RUN RUN RUN」は、30周年の日本武道館公演に向けて制作した曲。30周年を迎えて、これからも走り抜けていく、というメッセージを込めた勢いのあるスカロックになった。ここでは TUBE の春畑道哉がギターソロで参加、メロディアスなフレーズを奏でる超絶早弾きソロも聴きどころの一つである。
また DISC-2「DEEN The Best Covers」には、ファン投票による上位 14 曲に、新録2曲を加えた全16曲を収録。「アレンジでオリジナルとは全く違ういろんなアプローチができるから、カバーは確実にスキルアップに繋がる」と池森がいうように、DEEN ならではの独自のスパイス(アレンジ)で調理(カバー)した風味豊かなカバーベストになっている。驚異の再生回数を記録した「夢で逢えたら feat.原田知世」や、R&B アレンジが新鮮な「切手のないおくりもの」のほか、シティポップなサウンドで大人の雰囲気が芳る「スタンダード・ナンバー」と、“君への愛を変えるものは何もない”と一途な想いを歌うラヴバラード「Nothing’s Gonna Change My Love For You」という新たに録音した秀逸のカバーソング2曲も生まれた。
初回生産限定盤の DISC-3「DEEN The Special Tracks」には、ZARD30周年記念ライブに池森が出演した際の坂井泉水との貴重なコラボレーション音源「瞳そらさないで」「翼を広げて」に加えて、YouTube などでアカペラ動画を発信する話題のアーティスト「とおるす」とのアカペラメドレーや、ダンスフロアであの頃と変わらぬ弾む鼓動を確かめ合う二人を描いた paris match との新曲「ふたりだけのダンスフロア with paris match」、池森のソロプロジェクト“SHU”の未発売音源、そして配信でリリースされたシングル3曲を加えた全曲初 CD 化となる“Premium Disc”を収録。貴重なコラボなどが聴ける本ディスクは、DEENのファンのみならず音楽ファン必聴である。
ベストアルバムをリリースした後、『30th Anniversary DEENLIVE JOY Special 日本武道館 2023』で、これまで支えてくれた人たちと一緒に30周年の輝かしい軌跡を辿るDEEN。新曲「RUN RUN RUN」で歌われるように、もっと君に歌を届けたい!という変わらぬ想いに突き動かされて、これからも新たな扉を開きながら、歌を届ける旅は続いていくだろう。そう、“DEENの旅は終わることはない!”
文・伊藤博伸
デビューシングル「このまま君だけを奪い去りたい」でいきなりヒットを放ってから、常に音楽シーンの第一線を歩み続けてきた DEENを、池森秀一は「30年間、一度も活動を止めずに、毎年作品を出せたのは、僕らの音楽を求めてくれるファンの方たちがいるからできたことだと思う」と感謝を言葉にする。また山根公路は、「いつも曲を作る時は、聴いてくれる人を想像しながら作っている。それがいちばんのモチベーションになっている」と話す。30年の間、ファンの心にいつも寄り添ってきた数多くの曲たち。聴くたびに、想い出を瞬時に引き寄せてくれる大切な曲の数々を収めた 30周年記念ベストアルバムが『DEEN TheBest DX〜Basic to Respect〜』である。
完全生産限定盤、初回生産限定盤、通常盤の三形態でリリースされる本作品。全形態に共通する DISC-1 は、想い出に深く寄り添う代表曲をオリジナルアレンジのまま、今の DEENで新たにレコーディングした「DEEN The Best Studio Live 30th」。どの曲も発表当時の空気感を残しながら、歌も演奏も、経験を重ねて成長深化した今の DEEN のスキルで表現した新録音の 11 曲に、新曲1曲を加えた全12曲が収録されている。
「最初に出した音源には、その当時にしかできない若さや熱が閉じ込められていた。それを今の自分たちが、当時の音を崩さずに、ちゃんとデビュー当時と向き合って作ることができた。ライブ以外で、同じアレンジのままバンドスタイルで初めて残したこの作品は、個人的にも宝物になりました」(池森)
オリジナルアレンジでの再演ということで、原曲のイメージを大事にしながら、最新の音で聴かせることにもこだわったという。
「ストリングスの音色とかは、当時の音を新たに打ち込み直して再現しました。ファンの人が当時から聴いている同じフレーズやアレンジだけれど、全然音が違うと思ってもらえたら嬉しいですね」(山根)
「みんなで一つになっているライブ会場の情景を思いながら作った」と山根がいう新曲「RUN RUN RUN」は、30周年の日本武道館公演に向けて制作した曲。30周年を迎えて、これからも走り抜けていく、というメッセージを込めた勢いのあるスカロックになった。ここでは TUBE の春畑道哉がギターソロで参加、メロディアスなフレーズを奏でる超絶早弾きソロも聴きどころの一つである。
また DISC-2「DEEN The Best Covers」には、ファン投票による上位 14 曲に、新録2曲を加えた全16曲を収録。「アレンジでオリジナルとは全く違ういろんなアプローチができるから、カバーは確実にスキルアップに繋がる」と池森がいうように、DEEN ならではの独自のスパイス(アレンジ)で調理(カバー)した風味豊かなカバーベストになっている。驚異の再生回数を記録した「夢で逢えたら feat.原田知世」や、R&B アレンジが新鮮な「切手のないおくりもの」のほか、シティポップなサウンドで大人の雰囲気が芳る「スタンダード・ナンバー」と、“君への愛を変えるものは何もない”と一途な想いを歌うラヴバラード「Nothing’s Gonna Change My Love For You」という新たに録音した秀逸のカバーソング2曲も生まれた。
初回生産限定盤の DISC-3「DEEN The Special Tracks」には、ZARD30周年記念ライブに池森が出演した際の坂井泉水との貴重なコラボレーション音源「瞳そらさないで」「翼を広げて」に加えて、YouTube などでアカペラ動画を発信する話題のアーティスト「とおるす」とのアカペラメドレーや、ダンスフロアであの頃と変わらぬ弾む鼓動を確かめ合う二人を描いた paris match との新曲「ふたりだけのダンスフロア with paris match」、池森のソロプロジェクト“SHU”の未発売音源、そして配信でリリースされたシングル3曲を加えた全曲初 CD 化となる“Premium Disc”を収録。貴重なコラボなどが聴ける本ディスクは、DEENのファンのみならず音楽ファン必聴である。
ベストアルバムをリリースした後、『30th Anniversary DEENLIVE JOY Special 日本武道館 2023』で、これまで支えてくれた人たちと一緒に30周年の輝かしい軌跡を辿るDEEN。新曲「RUN RUN RUN」で歌われるように、もっと君に歌を届けたい!という変わらぬ想いに突き動かされて、これからも新たな扉を開きながら、歌を届ける旅は続いていくだろう。そう、“DEENの旅は終わることはない!”
文・伊藤博伸
DEEN The Best DX
~Basic to Respect~
DEEN30周年記念 超豪華デラックスベストアルバム!!!
代表曲を網羅したオリジナルアレンジによる全曲新録音ベスト「DEEN The Best Studio Live 30th」とファン投票上位曲に新録2曲を追加収録したカバーベスト「DEEN The Best Covers」のオリジナル&カバーの究極のベストアルバム!!! 新曲収録・全曲最新リマスタリング!!!
完全生産限定盤はLPサイズの超豪華デラックスパッケージ仕様。
全ディスコグラフィー&ライヴヒストリー掲載の36P豪華ブックレット付!!!
特典Blu-ray「THE GREATEST CLIPS 2018-2022」にはCLIP35曲に加え、
2001~02年に放送された伝説の番組「DEEN BASIC TO RESPECT」が20年の時を経て初Blu-ray化
& テイルズ オブ フェスティバル 2019 全曲完全収録!!!
CDはより一層原音に忠実な高品質CD【Blu-spec CD2】仕様!!! まさに永久保存のプレミアム盤!!!
初回生産限定盤にはZARDの30周年ライヴでの坂井泉水との貴重なコラボ音源をはじめ
とおるすとのアカペラコラボやparis matchとの新曲、
更にはSHUの超レア未発売音源等含む全曲初CD化のPremium Disc付!!!
3形態全てに日本武道館公演(2023/3/12)限定全員プレゼント引換券封入!!!
DEEN30周年を彩る永久不滅のプレミアムアルバム誕生!!!
代表曲を網羅したオリジナルアレンジによる全曲新録音ベスト「DEEN The Best Studio Live 30th」とファン投票上位曲に新録2曲を追加収録したカバーベスト「DEEN The Best Covers」のオリジナル&カバーの究極のベストアルバム!!! 新曲収録・全曲最新リマスタリング!!!
完全生産限定盤はLPサイズの超豪華デラックスパッケージ仕様。
全ディスコグラフィー&ライヴヒストリー掲載の36P豪華ブックレット付!!!
特典Blu-ray「THE GREATEST CLIPS 2018-2022」にはCLIP35曲に加え、
2001~02年に放送された伝説の番組「DEEN BASIC TO RESPECT」が20年の時を経て初Blu-ray化
& テイルズ オブ フェスティバル 2019 全曲完全収録!!!
CDはより一層原音に忠実な高品質CD【Blu-spec CD2】仕様!!! まさに永久保存のプレミアム盤!!!
初回生産限定盤にはZARDの30周年ライヴでの坂井泉水との貴重なコラボ音源をはじめ
とおるすとのアカペラコラボやparis matchとの新曲、
更にはSHUの超レア未発売音源等含む全曲初CD化のPremium Disc付!!!
3形態全てに日本武道館公演(2023/3/12)限定全員プレゼント引換券封入!!!
DEEN30周年を彩る永久不滅のプレミアムアルバム誕生!!!
2023.3.8 on sale
完全生産限定盤 (3CD+Blu-ray)
ESCL-30036/39 ¥11,000+消費税
DISC-1:DEEN The Best Studio Live 30th
DISC-2:DEEN The Best Covers
DISC-3:DEEN The Best Studio Live 30th <off vocal version>
DISC-4:THE GREATEST CLIPS 2018-2022
DISC-2:DEEN The Best Covers
DISC-3:DEEN The Best Studio Live 30th <off vocal version>
DISC-4:THE GREATEST CLIPS 2018-2022
- 4大特典
-
① LPサイズ豪華デラックスパッケージ
② 36P Photo & History Book
<全ディスコグラフィー&ライヴヒストリー掲載> ③ Premium Blu-ray:
「THE GREATEST CLIPS 2018-2022」2018-2022の全シングルクリップをコンプリート!!! アルバム曲や秘蔵特典映像も収録
特典映像:
伝説の番組「DEEN BASIC TO RESPECT」初映像化!!!&テイルズ オブ フェスティバル 2019 全曲完全収録!!! ④ 日本武道館公演(2023/3/12)限定全員プレゼント引換券封入
初回生産限定盤 (3CD)
ESCL-5774/76 ¥6,000+消費税
DISC-1:DEEN The Best Studio Live 30th
DISC-2:DEEN The Best Covers
DISC-3:DEEN The Special Tracks
DISC-2:DEEN The Best Covers
DISC-3:DEEN The Special Tracks
- 3大特典
-
① Premium Disc:
豪華アーティストとのコラボ等全曲初CD化!!!ZARDの30周年ライヴでの坂井泉水との貴重なコラボ音源や、とおるすとのアカペラコラボ、paris matchとの新曲やSHUの超レア未発売音源含むデラックスプレミアム盤!!! ② 三方背BOXスペシャルパッケージ ③ 日本武道館公演(2023/3/12)限定全員プレゼント引換券封入
通常盤 (3CD)
ESCL-5777/79 ¥5,000+消費税
初回生産分のみ日本武道館公演(2023/3/12)限定全員プレゼント引換券封入
DISC-1:DEEN The Best Studio Live 30th
DISC-2:DEEN The Best Covers
DISC-3:DEEN The Best Studio Live 30th <off vocal version>
DISC-1:DEEN The Best Studio Live 30th
DISC-2:DEEN The Best Covers
DISC-3:DEEN The Best Studio Live 30th <off vocal version>
TRACK LIST
収録曲
DISC-1
DEEN The Best Studio Live 30th [全形態共通]
オリジナルアレンジによる全曲新録音ベスト
- 01
- このまま君だけを奪い去りたい
- 02
- 瞳そらさないで
- 03
- 夢であるように
- 04
- ひとりじゃない
- 05
- 未来のために
- 06
- Teenage dream
- 07
- Memories
- 08
- 素顔で笑っていたい
- 09
- 君がいない夏
- 10
- 君さえいれば
- 11
- 翼を広げて
- 12
- RUN RUN RUN *新曲
DISC-1 セルフライナーノーツ
【DISC-1】DEEN The Best Studio Live 30th
① このまま君だけを奪い去りたい
「1993年3月10日にリリースしたデビューシングル。皆さんと繋がった奇跡のような1曲です。ここから全てが始まりました。この曲があるから今の自分があるんだぞ、あの時にチャンスが自分に来たことを忘れるなよと、歌うたびにいつもそういう声が聞こえる気がするんです。だから、いつも感謝して歌っている、初心に戻れる曲ですね」(池森)
② 瞳そらさないで
「(ミリオンヒットになった5thシングル)デビューから1年ぐらい経って、レコーディング現場にも慣れ始めていた頃ですね。作詞はZARD坂井泉水さん。坂井さんは独特な詞の世界を持っている方だなと。織田哲郎さんから受け取ったデモ音源は、もっとロングトーンの大きなメロディーだったので、ここにどうやって言葉をはめるのかと思ったんですよ。坂井さんから上がってきたのは、8分音符で言葉を詰めないとのらない歌詞で。でも結局、それで言葉が流れていかないから心に残る歌になる。だから坂井さんはリスペクトですね」(池森)
③ 夢であるように
「(13thシングル)それまでやったことがない壮大なRPG『テイルズ・オブ・デスティニー』(プレイステーション用ゲーム)との初のコラボ曲で、ここからゲームユーザーも聴いてくれるようになったターニングポイントの曲。ファン層がこの曲から確実に広がりました」(池森)
「バンドメンバーで色々話し合ってメロディーを一緒に紡ぎ上げた、作曲:DEEN名義で発表した初めての曲です」(山根)
④ ひとりじゃない
「(9thシングル、「ドラゴンボールGT」第1期エンディングテーマ)個人的にドラゴンボールが大好きなので、とにかくタイアップの話をいただいた時は、嬉しかったですね。もう悟空になって歌詞を書きましたよ(笑)。TVのオンエアも毎回観ていました。この曲くらいから、ポジティブなメッセージを込めたDEENの世界観が確立されたのかなと思います」(池森)
「ツアーでも、ドラゴンボールでDEENを知りましたという若い人も結構多くて。こういう曲があるから30年音楽を続けられているんだなと、改めて思う1曲ですね」(山根)
⑤ 未来のために
「(7thシングル)日本テレビ『劇空間プロ野球』のイメージソングになった曲。まだタイアップが決まる前に、長嶋(茂雄)読売ジャイアンツ終身名誉監督に聴いてもらえるというので、その時に歌詞まで上がっていた候補曲と、急きょもう1曲、フルートでメロディーだけ録音した曲の2曲を聴いていただいたんです。そうしたら長嶋監督が、こっちの方がいいんじゃないか、とフルートの方を推されて。ブラッシュアップして慌てて完成させたというエピソードがあります」(池森)
⑥ Teenage dream
「(6thシングル)『COUNT DOWN TV』のオープニングテーマで使われた曲。いつも親友(あいつ)の隣にいる彼女のことを、本当は好きなんだけど、言葉にできない淡い想いが切なくて…。坂井さんの歌詞は絵が見えてくるし、主人公の気持ちもリアルに歌詞に落とし込まれていて。聴いた方の共感を生むのは、そういうところだと思うんですよね」(池森)
「曲を作る自分としては、サビの頭のインパクトを、すごく大事にしていて。低いところからサビに入っていくこの曲は、これまでなかったからちょっと斬新でした。そこが歌詞の切なさと相まって、すごくマッチしたのかなという感じはありました」(山根)
⑦ Memories
「(3rdシングル)「このまま君だけ〜」「翼を広げて」のイメージから、この3枚目のイントロでいきなりのラップ! 斬新でしたね。当時の歌を聴いて、今ならもっとリズムよく歌えるのにとか、正直あるんですよ。ちゃんとリズムに乗って、オケとしっかり一体化することは、今回確実にクリアできたと思うし、成長は見せられたんじゃないかなと思いますね」(池森)
「洋楽で育ってきた若い頃の自分は、とにかくかっこよく曲を作ることばかり考えていたけど、織田さんの曲はなんでこんなにも心に響くのかと、この曲から分析するようになりました。自分の固まった殻を破って、J-POPもいいなって一歩進むきっかけをくれた曲です」(山根)
⑧ 素顔で笑っていたい
「(11thシングル)三浦友和さん主演のTVドラマ『小児病棟・命の季節』の主題歌で使われた曲。歌詞はドラマの演出家のリクエストとか、脚本を読ませてもらったりしてイメージを湧かせて書きました。デモを初めて聴いた時に、なんて綺麗なメロディーだろうっていう印象がありました」(池森)
「素直に曲が身体に入ってくるメロディーだなと思いました。ただ、普通のままで終わらないで、もうちょっとメロディーを膨らませたり、工夫してみる、ということに気づかされた曲でもあります。それは今でも意識していることですね」(山根)
⑨ 君がいない夏
「(12thシングル)「名探偵コナン」(第4期)のエンディングテーマに使われていた曲です。この頃すでに「コナン」は大人気で、「ひとりじゃない」(「ドラゴンボールGT」)で新しくDEENを知ってくれたように、この曲でまた聴いてくれる人の裾野が広がるかなっていう思いはありました。」(池森)
「コードも譜割りも、自分では思いつかないようなものだったりしたので、自分にとっても、また新しい世界を見せてくれた曲でした」(山根)
➉ 君さえいれば
「(15thシングル、TVアニメ「中華一番!」オープニングテーマ)最初にデモを聴いた時、優しいメロディーの曲だなって印象だったけど、これをJ-POPのロックバラードに仕上げると言われて。自分の中でロックのイメージを作り上げるまでひたすら考えて歌いましたね。オリジナルとは違ったタイプの曲でもDEENの音楽にする、ということを学んだ曲でもありました」(池森)
⑪ 翼を広げて
「日本テレビ系『Jリーグ中継』のエンディングテーマになった曲です。作詞は坂井さん。歌詞が送られてきた時、サビで“翼を広げて”と書かれているのを見て、すぐに浮かんだのが三浦知良さんのカズダンス。あの両手を広げて舞う姿でした。この歌詞は、スポーツアスリートを応援しているように聴こえるけど、実は別れの歌なんですよね。そこがすごいなと思います」(池森)
「最初のイントロを聴いただけで、なんの曲かわかるから、イントロのインパクトって大事だなと教えてくれた曲です。高校の音楽科の教科書に載った曲でもあります」(山根)
⑫ RUN RUN RUN
「30周年の日本武道館で、デカい花火を打ち上げよう!みたいな曲をやろうと思って作りました。アッパーなスカロックで、サビではみんなとひとつになれるようなテーマで。30周年を走り抜けても、まだまだこれからも走り続けていくよ、という僕らからのメッセージ!」(池森)
「みんなで一緒に盛り上がっている武道館の景色を思いながら作った曲です。難しい譜割りもないので、みんなで歌えたらいいなと思っています。ギターソロをTUBEの春畑さんに弾いてもらいました。作曲家でもあるから、やっぱりメロディアスかつ早弾きな春畑さんの真骨頂のギターソロをいただきたいとオファーさせてもらったんですけど、思った以上のソロを弾いてくれて、ありがたいなと思っています」(山根)
① このまま君だけを奪い去りたい
「1993年3月10日にリリースしたデビューシングル。皆さんと繋がった奇跡のような1曲です。ここから全てが始まりました。この曲があるから今の自分があるんだぞ、あの時にチャンスが自分に来たことを忘れるなよと、歌うたびにいつもそういう声が聞こえる気がするんです。だから、いつも感謝して歌っている、初心に戻れる曲ですね」(池森)
② 瞳そらさないで
「(ミリオンヒットになった5thシングル)デビューから1年ぐらい経って、レコーディング現場にも慣れ始めていた頃ですね。作詞はZARD坂井泉水さん。坂井さんは独特な詞の世界を持っている方だなと。織田哲郎さんから受け取ったデモ音源は、もっとロングトーンの大きなメロディーだったので、ここにどうやって言葉をはめるのかと思ったんですよ。坂井さんから上がってきたのは、8分音符で言葉を詰めないとのらない歌詞で。でも結局、それで言葉が流れていかないから心に残る歌になる。だから坂井さんはリスペクトですね」(池森)
③ 夢であるように
「(13thシングル)それまでやったことがない壮大なRPG『テイルズ・オブ・デスティニー』(プレイステーション用ゲーム)との初のコラボ曲で、ここからゲームユーザーも聴いてくれるようになったターニングポイントの曲。ファン層がこの曲から確実に広がりました」(池森)
「バンドメンバーで色々話し合ってメロディーを一緒に紡ぎ上げた、作曲:DEEN名義で発表した初めての曲です」(山根)
④ ひとりじゃない
「(9thシングル、「ドラゴンボールGT」第1期エンディングテーマ)個人的にドラゴンボールが大好きなので、とにかくタイアップの話をいただいた時は、嬉しかったですね。もう悟空になって歌詞を書きましたよ(笑)。TVのオンエアも毎回観ていました。この曲くらいから、ポジティブなメッセージを込めたDEENの世界観が確立されたのかなと思います」(池森)
「ツアーでも、ドラゴンボールでDEENを知りましたという若い人も結構多くて。こういう曲があるから30年音楽を続けられているんだなと、改めて思う1曲ですね」(山根)
⑤ 未来のために
「(7thシングル)日本テレビ『劇空間プロ野球』のイメージソングになった曲。まだタイアップが決まる前に、長嶋(茂雄)読売ジャイアンツ終身名誉監督に聴いてもらえるというので、その時に歌詞まで上がっていた候補曲と、急きょもう1曲、フルートでメロディーだけ録音した曲の2曲を聴いていただいたんです。そうしたら長嶋監督が、こっちの方がいいんじゃないか、とフルートの方を推されて。ブラッシュアップして慌てて完成させたというエピソードがあります」(池森)
⑥ Teenage dream
「(6thシングル)『COUNT DOWN TV』のオープニングテーマで使われた曲。いつも親友(あいつ)の隣にいる彼女のことを、本当は好きなんだけど、言葉にできない淡い想いが切なくて…。坂井さんの歌詞は絵が見えてくるし、主人公の気持ちもリアルに歌詞に落とし込まれていて。聴いた方の共感を生むのは、そういうところだと思うんですよね」(池森)
「曲を作る自分としては、サビの頭のインパクトを、すごく大事にしていて。低いところからサビに入っていくこの曲は、これまでなかったからちょっと斬新でした。そこが歌詞の切なさと相まって、すごくマッチしたのかなという感じはありました」(山根)
⑦ Memories
「(3rdシングル)「このまま君だけ〜」「翼を広げて」のイメージから、この3枚目のイントロでいきなりのラップ! 斬新でしたね。当時の歌を聴いて、今ならもっとリズムよく歌えるのにとか、正直あるんですよ。ちゃんとリズムに乗って、オケとしっかり一体化することは、今回確実にクリアできたと思うし、成長は見せられたんじゃないかなと思いますね」(池森)
「洋楽で育ってきた若い頃の自分は、とにかくかっこよく曲を作ることばかり考えていたけど、織田さんの曲はなんでこんなにも心に響くのかと、この曲から分析するようになりました。自分の固まった殻を破って、J-POPもいいなって一歩進むきっかけをくれた曲です」(山根)
⑧ 素顔で笑っていたい
「(11thシングル)三浦友和さん主演のTVドラマ『小児病棟・命の季節』の主題歌で使われた曲。歌詞はドラマの演出家のリクエストとか、脚本を読ませてもらったりしてイメージを湧かせて書きました。デモを初めて聴いた時に、なんて綺麗なメロディーだろうっていう印象がありました」(池森)
「素直に曲が身体に入ってくるメロディーだなと思いました。ただ、普通のままで終わらないで、もうちょっとメロディーを膨らませたり、工夫してみる、ということに気づかされた曲でもあります。それは今でも意識していることですね」(山根)
⑨ 君がいない夏
「(12thシングル)「名探偵コナン」(第4期)のエンディングテーマに使われていた曲です。この頃すでに「コナン」は大人気で、「ひとりじゃない」(「ドラゴンボールGT」)で新しくDEENを知ってくれたように、この曲でまた聴いてくれる人の裾野が広がるかなっていう思いはありました。」(池森)
「コードも譜割りも、自分では思いつかないようなものだったりしたので、自分にとっても、また新しい世界を見せてくれた曲でした」(山根)
➉ 君さえいれば
「(15thシングル、TVアニメ「中華一番!」オープニングテーマ)最初にデモを聴いた時、優しいメロディーの曲だなって印象だったけど、これをJ-POPのロックバラードに仕上げると言われて。自分の中でロックのイメージを作り上げるまでひたすら考えて歌いましたね。オリジナルとは違ったタイプの曲でもDEENの音楽にする、ということを学んだ曲でもありました」(池森)
⑪ 翼を広げて
「日本テレビ系『Jリーグ中継』のエンディングテーマになった曲です。作詞は坂井さん。歌詞が送られてきた時、サビで“翼を広げて”と書かれているのを見て、すぐに浮かんだのが三浦知良さんのカズダンス。あの両手を広げて舞う姿でした。この歌詞は、スポーツアスリートを応援しているように聴こえるけど、実は別れの歌なんですよね。そこがすごいなと思います」(池森)
「最初のイントロを聴いただけで、なんの曲かわかるから、イントロのインパクトって大事だなと教えてくれた曲です。高校の音楽科の教科書に載った曲でもあります」(山根)
⑫ RUN RUN RUN
「30周年の日本武道館で、デカい花火を打ち上げよう!みたいな曲をやろうと思って作りました。アッパーなスカロックで、サビではみんなとひとつになれるようなテーマで。30周年を走り抜けても、まだまだこれからも走り続けていくよ、という僕らからのメッセージ!」(池森)
「みんなで一緒に盛り上がっている武道館の景色を思いながら作った曲です。難しい譜割りもないので、みんなで歌えたらいいなと思っています。ギターソロをTUBEの春畑さんに弾いてもらいました。作曲家でもあるから、やっぱりメロディアスかつ早弾きな春畑さんの真骨頂のギターソロをいただきたいとオファーさせてもらったんですけど、思った以上のソロを弾いてくれて、ありがたいなと思っています」(山根)
DISC-2
DEEN The Best Covers [全形態共通]
新録含むファン投票によるカバーベスト
- 01
- スタンダード・ナンバー *新録
- 02
- 夏の終りのハーモニー
- 03
- 悲しみがとまらない
- 04
- 真夏の夜の夢
- 05
- プラスティック・ラブ
- 06
- 白い恋人達
- 07
- 恋人がサンタクロース
- 08
- 夢で逢えたら feat.原田知世
- 09
- 見上げてごらん夜の星を feat.ダイアナ湯川
- 10
- 切手のないおくりもの
- 11
- 君は1000%
- 12
- 風になりたい
- 13
- Hello, my friend
- 14
- The Loco-Motion
- 15
- Reality
- 16
- Nothing's Gonna Change My Love For You *新録
DISC-2 セルフライナーノーツ
【DISC-2】DEEN The Best Covers
① スタンダード・ナンバー *新録
南 佳孝が1984年4月21日にリリースしたシングル。作詞:松本隆、作曲:南 佳孝。同年5月16日、薬師丸ひろ子が主演映画『メイン・テーマ』の主題歌として、「メイン・テーマ」のタイトルでシングルリリース。同じメロディーだが、男性目線(南)と女性目線(薬師丸)で描かれた歌詞も話題になった。
「最近DEENでリリースしたシティポップのカバーからの流れで選びました。ここでは男の目線の歌詞で。」(池森)
② 夏の終りのハーモニー
井上陽水と安全地帯のコラボシングルとして、1986年9月25日にリリース。作詞:井上陽水、作曲:玉置浩二。珠玉のミディアムバラードを、透きとおるように美しい音色のAORアレンジでカバー。穏やかな空気の中で、全てを優しく包み込む池森のボーカルは秀逸である。
③悲しみがとまらない
杏里が1983年11月5日にリリースしたヒットシングル。作詞:康 珍化、作曲:林 哲司、プロデュース:角松敏生。ポップなメロディーで、友達に彼氏を奪われてしまった女性のやるせない想いが歌われる。跳ねるビートが、まるで痛む心の鼓動のようで、かえって切なさが増す。エンディングのギターソロが素晴らしい。
「中学校の時によく歌っていた曲。メロディやサウンドは爽やかで、シティポップな雰囲気だけど、歌詞を見ると、私の彼氏を友達に紹介したら、その人に取られてしまったというストーリーが、すごく生々しく描かれていて。すごく爽やかに聴こえるのに、でもこういう歌だったんだって、カバーして、そのギャップに改めて気づきました」(池森)
④ 真夏の夜の夢
1993年7月26日にリリースされた松任谷由実(ユーミン)のミリオンヒット・シングル。ここでは、DEENが2016年6月1日に発表したアルバム『バタフライ』のスカ・バージョンを収録。
「ファン投票の上位の曲で収録曲を決めたんですけど、その中で新鮮だったのがこの曲。これが…って、ちょっと思いましたね。ガチガチのスカで挑戦したバージョンだったので。オリジナルとは違う攻め方(アレンジ)でも、それを気に入ってもらえたのは嬉しかったですね」(池森)
⑤ プラスティック・ラブ
原曲は、竹内まりやのアルバム『VARIETY』(1984年4月25日発売)に収録されていた曲。作詞・作曲:竹内まりや、編曲・プロデュース:山下達郎。ビートが立ったファンクなR&BにAORのエッセンスが溶け込んだサウンドの中で、池森は少し声量を抑えて歌う。大人の空気を纏ったそのボーカルは、愛に傷ついた日から痛みを忘れるために踊り明かす女性の心情を見事に描き上げている。
⑥ 白い恋人達
サザンオールスターズ桑田佳祐の7枚目のソロシングル(2001年10月24日発売)。作詞・作曲:桑田佳祐。DEEN初の冬のラブソング集をコンセプトに制作された『シュプール』(2021年12月22日発売)の収録曲。降り積もる雪の中で、二度と帰らない人を待つ主人公のくちびるから、“ただ逢いたくて もう切なくて 恋しくて…”という想いがこぼれ落ちる。切ないラブソングを、シティポップなサウンドと、池森の温もりある歌声で紡ぎ上げた作品である。
⑦ 恋人がサンタクロース
原曲は、松任谷由実のアルバム『SURF & SNOW』(1980年12月1日発売)に収録。作詞・作曲:松任谷由実。これも同じく『シュプール』からの収録。大人になればわかる、恋人がサンタクロースだって、と隣りのお姉さんに言われたこと、今ならわかる。今夜、背の高いサンタクロースが私の家に来る…と歌われる、なんともロマンチックでファンタジーな曲。空から舞い降りるダイヤモンドダスト(天使のささやき)のようにキラキラのアレンジでカバーした冬ソング。
⑧ 夢で逢えたら feat.原田知世
大瀧詠一作詞・作曲・プロデュースによるジャパニーズ・スタンダード曲。数多くの歌手がカバー作品を発表している。DEENも原田知世を迎えてカバー。初のカバーアルバム『和音〜Songs for Children〜』(2002年3月6日発売)に収録され、5月22日にシングルカットもされた。ふたりの穂綿のような柔らかくてあたたかい歌声が、夢の世界へと誘ってくれる。
⑨ 見上げてごらん夜の星を feat.ダイアナ湯川
原曲は、1963年に坂本 九が歌ってヒットした永遠のスタンダード曲。作詞:永 六輔、作曲:いずみたく。ゲストミュージシャンに、バイオリニストのダイアナ湯川を迎えたこのカバーシングルは、2002年1月30日にリリース。DEEN初のカバーアルバム『和音〜Songs for Children〜』にも収録された。なおダイアナの父親は、坂本 九と同じ日航機に同乗し、墜落事故で亡くなっている。グランドピアノとアコースティックギターをメインにしたシンプルな演奏に、池森の穏やかな歌声とコーラス、そしてダイアナの心の琴線を優しく撫でるようなバイオリンの音色が重なり極上のカバー・バージョンが生まれた。
➉ 切手のないおくりもの
財津和夫(チューリップ)が作詞・作曲、多くの歌手に歌われているポピュラーソング。DEENは、R&Bアレンジでカバー、独特のグルーヴで聴かせる。中盤から分厚いコーラスが加わり、ダイナミックなリズムのゴスペルアレンジへと変化するところも聴きどころである。
⑪ 君は1000%
1986オメガトライブのデビューシングル(1986年5月1日発売)。作詞:有川正沙子、作曲:和泉常寛。波打ち際に吹く海風を思わせる原曲の爽やかなイメージを残しながら、DEENは君への湧き上がる想いを映したように情熱的なアレンジでカバー。軽やかなギターのカッティングとブラスセクションも印象に残る。
⑫ 風になりたい
THE BOOMの16thシングル(1995年3月24日発売)。作詞・作曲は宮沢和史。オリジナルのサンバから、ここでは緩いレゲエアレンジでカバー。浜辺の椰子の木がそよぐ南国の風景が浮かんでくる心地よい演奏と歌声に癒される。
⑬ Hello,my friend
原曲は、松任谷由実の25thシングル(1994年7月27日発売)。作詞・作曲:松任谷由実。ギターのアルペジオに寄り添うような池森のボーカルが、まるで遠い瞳であの夏の日を想う心の内側を映すように優しく響く。音数の少ないシンプルなアレンジだからこそ、声の表情や歌の中の情景まで見えてきそうである。
⑭ The Loco-Motion
アメリカのシンガー、リトル・エヴァが1962年にリリースしたシングル。アメリカの著名な作詞家ジェリー・ゴフィン(今回の新録曲「Nothing’s Gonna Change My Love For You」も彼が作詞)と、作曲家・シンガーソングライターのキャロル・キングによるヒットソング。カイリー・ミノーグからグランド・ファンク・レイルロードまでジャンルを超えた数多くのアーティストにカバーされている。DEENのバージョンは、多重コーラスとロックンロール・テイスト溢れる珠玉のカバー作品になった。
⑮ Reality
イギリスのシンガー、リチャード・サンダーソンのヒットソング(ソフィー・マルソー主演の映画『ラ・ブーム』の主題歌)。邦題は「愛のファンタジー」。出逢ったことに運命を感じて、君こそが僕の現実!と歌う情熱的なラブソングを、DEENはオリジナルに近いアレンジでカバー。池森は、この主人公のまっすぐな想いに寄り添うように歌っている。
⑯ Nothing’s Gonna Change My Love For You *新録
ジョージ・ベンソンが1984年にリリースしたアルバム『20/20』に収録、シングルでも発表された。作詞:ジェリー・ゴーフィン、作曲:マイケル・マッサーが手がけたポピュラーソング。邦題は「変わらぬ想い」。“君がそばにいない人生なんて虚しい日々”、“君への愛は変わることはない”…と歌われるラブバラードを、池森も情感豊かに歌い上げている。R&Bに深くルーツにもつ彼の真骨頂ともいえるカバー曲である。
「邦楽だけじゃなくて、洋楽のカバーも入れようということで、今回この曲を選びました。今、TikTokとかのショート動画で、めちゃめちゃこの曲が使われているんです。女性が歌っていたり、アコースティックなものがあったり、いろんなバージョンがあって。僕たちはリアルタイムで死ぬほど聴いた曲だから、まさかこれをカバーする日が来るとは(笑)。時を超えても、やっぱりいい曲はイイですね!」(池森)
① スタンダード・ナンバー *新録
南 佳孝が1984年4月21日にリリースしたシングル。作詞:松本隆、作曲:南 佳孝。同年5月16日、薬師丸ひろ子が主演映画『メイン・テーマ』の主題歌として、「メイン・テーマ」のタイトルでシングルリリース。同じメロディーだが、男性目線(南)と女性目線(薬師丸)で描かれた歌詞も話題になった。
「最近DEENでリリースしたシティポップのカバーからの流れで選びました。ここでは男の目線の歌詞で。」(池森)
② 夏の終りのハーモニー
井上陽水と安全地帯のコラボシングルとして、1986年9月25日にリリース。作詞:井上陽水、作曲:玉置浩二。珠玉のミディアムバラードを、透きとおるように美しい音色のAORアレンジでカバー。穏やかな空気の中で、全てを優しく包み込む池森のボーカルは秀逸である。
③悲しみがとまらない
杏里が1983年11月5日にリリースしたヒットシングル。作詞:康 珍化、作曲:林 哲司、プロデュース:角松敏生。ポップなメロディーで、友達に彼氏を奪われてしまった女性のやるせない想いが歌われる。跳ねるビートが、まるで痛む心の鼓動のようで、かえって切なさが増す。エンディングのギターソロが素晴らしい。
「中学校の時によく歌っていた曲。メロディやサウンドは爽やかで、シティポップな雰囲気だけど、歌詞を見ると、私の彼氏を友達に紹介したら、その人に取られてしまったというストーリーが、すごく生々しく描かれていて。すごく爽やかに聴こえるのに、でもこういう歌だったんだって、カバーして、そのギャップに改めて気づきました」(池森)
④ 真夏の夜の夢
1993年7月26日にリリースされた松任谷由実(ユーミン)のミリオンヒット・シングル。ここでは、DEENが2016年6月1日に発表したアルバム『バタフライ』のスカ・バージョンを収録。
「ファン投票の上位の曲で収録曲を決めたんですけど、その中で新鮮だったのがこの曲。これが…って、ちょっと思いましたね。ガチガチのスカで挑戦したバージョンだったので。オリジナルとは違う攻め方(アレンジ)でも、それを気に入ってもらえたのは嬉しかったですね」(池森)
⑤ プラスティック・ラブ
原曲は、竹内まりやのアルバム『VARIETY』(1984年4月25日発売)に収録されていた曲。作詞・作曲:竹内まりや、編曲・プロデュース:山下達郎。ビートが立ったファンクなR&BにAORのエッセンスが溶け込んだサウンドの中で、池森は少し声量を抑えて歌う。大人の空気を纏ったそのボーカルは、愛に傷ついた日から痛みを忘れるために踊り明かす女性の心情を見事に描き上げている。
⑥ 白い恋人達
サザンオールスターズ桑田佳祐の7枚目のソロシングル(2001年10月24日発売)。作詞・作曲:桑田佳祐。DEEN初の冬のラブソング集をコンセプトに制作された『シュプール』(2021年12月22日発売)の収録曲。降り積もる雪の中で、二度と帰らない人を待つ主人公のくちびるから、“ただ逢いたくて もう切なくて 恋しくて…”という想いがこぼれ落ちる。切ないラブソングを、シティポップなサウンドと、池森の温もりある歌声で紡ぎ上げた作品である。
⑦ 恋人がサンタクロース
原曲は、松任谷由実のアルバム『SURF & SNOW』(1980年12月1日発売)に収録。作詞・作曲:松任谷由実。これも同じく『シュプール』からの収録。大人になればわかる、恋人がサンタクロースだって、と隣りのお姉さんに言われたこと、今ならわかる。今夜、背の高いサンタクロースが私の家に来る…と歌われる、なんともロマンチックでファンタジーな曲。空から舞い降りるダイヤモンドダスト(天使のささやき)のようにキラキラのアレンジでカバーした冬ソング。
⑧ 夢で逢えたら feat.原田知世
大瀧詠一作詞・作曲・プロデュースによるジャパニーズ・スタンダード曲。数多くの歌手がカバー作品を発表している。DEENも原田知世を迎えてカバー。初のカバーアルバム『和音〜Songs for Children〜』(2002年3月6日発売)に収録され、5月22日にシングルカットもされた。ふたりの穂綿のような柔らかくてあたたかい歌声が、夢の世界へと誘ってくれる。
⑨ 見上げてごらん夜の星を feat.ダイアナ湯川
原曲は、1963年に坂本 九が歌ってヒットした永遠のスタンダード曲。作詞:永 六輔、作曲:いずみたく。ゲストミュージシャンに、バイオリニストのダイアナ湯川を迎えたこのカバーシングルは、2002年1月30日にリリース。DEEN初のカバーアルバム『和音〜Songs for Children〜』にも収録された。なおダイアナの父親は、坂本 九と同じ日航機に同乗し、墜落事故で亡くなっている。グランドピアノとアコースティックギターをメインにしたシンプルな演奏に、池森の穏やかな歌声とコーラス、そしてダイアナの心の琴線を優しく撫でるようなバイオリンの音色が重なり極上のカバー・バージョンが生まれた。
➉ 切手のないおくりもの
財津和夫(チューリップ)が作詞・作曲、多くの歌手に歌われているポピュラーソング。DEENは、R&Bアレンジでカバー、独特のグルーヴで聴かせる。中盤から分厚いコーラスが加わり、ダイナミックなリズムのゴスペルアレンジへと変化するところも聴きどころである。
⑪ 君は1000%
1986オメガトライブのデビューシングル(1986年5月1日発売)。作詞:有川正沙子、作曲:和泉常寛。波打ち際に吹く海風を思わせる原曲の爽やかなイメージを残しながら、DEENは君への湧き上がる想いを映したように情熱的なアレンジでカバー。軽やかなギターのカッティングとブラスセクションも印象に残る。
⑫ 風になりたい
THE BOOMの16thシングル(1995年3月24日発売)。作詞・作曲は宮沢和史。オリジナルのサンバから、ここでは緩いレゲエアレンジでカバー。浜辺の椰子の木がそよぐ南国の風景が浮かんでくる心地よい演奏と歌声に癒される。
⑬ Hello,my friend
原曲は、松任谷由実の25thシングル(1994年7月27日発売)。作詞・作曲:松任谷由実。ギターのアルペジオに寄り添うような池森のボーカルが、まるで遠い瞳であの夏の日を想う心の内側を映すように優しく響く。音数の少ないシンプルなアレンジだからこそ、声の表情や歌の中の情景まで見えてきそうである。
⑭ The Loco-Motion
アメリカのシンガー、リトル・エヴァが1962年にリリースしたシングル。アメリカの著名な作詞家ジェリー・ゴフィン(今回の新録曲「Nothing’s Gonna Change My Love For You」も彼が作詞)と、作曲家・シンガーソングライターのキャロル・キングによるヒットソング。カイリー・ミノーグからグランド・ファンク・レイルロードまでジャンルを超えた数多くのアーティストにカバーされている。DEENのバージョンは、多重コーラスとロックンロール・テイスト溢れる珠玉のカバー作品になった。
⑮ Reality
イギリスのシンガー、リチャード・サンダーソンのヒットソング(ソフィー・マルソー主演の映画『ラ・ブーム』の主題歌)。邦題は「愛のファンタジー」。出逢ったことに運命を感じて、君こそが僕の現実!と歌う情熱的なラブソングを、DEENはオリジナルに近いアレンジでカバー。池森は、この主人公のまっすぐな想いに寄り添うように歌っている。
⑯ Nothing’s Gonna Change My Love For You *新録
ジョージ・ベンソンが1984年にリリースしたアルバム『20/20』に収録、シングルでも発表された。作詞:ジェリー・ゴーフィン、作曲:マイケル・マッサーが手がけたポピュラーソング。邦題は「変わらぬ想い」。“君がそばにいない人生なんて虚しい日々”、“君への愛は変わることはない”…と歌われるラブバラードを、池森も情感豊かに歌い上げている。R&Bに深くルーツにもつ彼の真骨頂ともいえるカバー曲である。
「邦楽だけじゃなくて、洋楽のカバーも入れようということで、今回この曲を選びました。今、TikTokとかのショート動画で、めちゃめちゃこの曲が使われているんです。女性が歌っていたり、アコースティックなものがあったり、いろんなバージョンがあって。僕たちはリアルタイムで死ぬほど聴いた曲だから、まさかこれをカバーする日が来るとは(笑)。時を超えても、やっぱりいい曲はイイですね!」(池森)
初回限定盤Premium Disc
DEEN The Special Tracks [初回生産限定盤]
全曲初CD化
- 01
- 瞳そらさないで (ZARD "What a beautiful memory ~軌跡~" ver.)/ZARD feat.池森秀一(DEEN)
- 02
- 翼を広げて (ZARD "What a beautiful memory ~軌跡~" ver.)/ZARD feat.池森秀一(DEEN)
- 03
- DEEN Greatest Hits アカペラメドレー feat.とおるすこのまま君だけを奪い去りたい~瞳そらさないで~君さえいれば~LOVE FOREVER~永遠をあずけてくれ~君がいない夏~夢であるように~未来のために~Memories~ひとりじゃない
- 04
- ふたりだけのダンスフロア with paris match *新曲
- 05
- SHA LA LA LA LOVE YOU ~DJ Kaz Fly MIX~ / SHU
- 06
- Aloha
- 07
- そばにいるだけで
- 08
- 間違いない世界
DISC-3 セルフライナーノーツ
【DISC-3】DEEN The Special Tracks
① 瞳そらさないで(ZARD“What a beautiful memory〜軌跡〜”ver.)/ZARD feat.池森秀一(DEEN)
「これは、ZARD30周年記念ライブ(「What a beautiful memory〜軌跡〜」)に僕が参加した時の音源です。集まっている人たちはみんなZARDファンですし、自分があまり目立たないように、しっかり歌を届けることだけを考えて臨んだんですけれど、ZARDファンがあたたかく迎え入れてくれて…。これはDEENが出した翌年に坂井さんがアルバム『forever you』でセルフカバーした「瞳そらさないで」のボサノヴァ・バージョンです。ステージでは、ずっと寄り添うように歌おうと思っていましたね」(池森)
② 翼を広げて(ZARD“What a beautiful memory〜軌跡〜”ver.)/ZARD feat.池森秀一(DEEN)
「これもZARD30周年記念ライブの時の音源。二番では僕がメインを歌って、坂井さんがコーラスをつける構成になっていて、聴いていると実際にデュエットしているように聴こえるんですよ。なんかとっても不思議な感覚でした。DEENのセカンドシングルのレコーディングでは、実際に坂井さんもコーラスで参加してくれていたから、歌いながらいろんなことが思い出されて感慨深いものがありましたね」(池森)
③ DEEN Greatest Hitsアカペラメドレー feat.とおるす
このまま君だけを奪い去りたい〜瞳そらさないで〜君さえいれば〜LOVE FOREVER〜永遠をあずけてくれ〜君がいない夏〜夢であるように〜未来のために〜Memories〜ひとりじゃない
「YouTubeとかでアカペラ動画を発信したり、ゴスペラーズにも楽曲を提供しているアカペラクリエーター、とおるすとのコラボです。DEENの10曲をアカペラアレンジで繋げていくメドレーは、ボーカルもコーラスも、全部新録。アプローチがすごい洋楽っぽくて、彼はペンタトニックス(アメリカの5人組アカペラグループ)とか大好きなんだろうなと思いながらレコーディングしていましたね。DEENをずっと聴いてくれている人も、きっと新鮮な感覚で聴いてもらえるんじゃないかなと思います。とおるすは、学生の時にDEENのカバーをやっていたそうで、今回めちゃくちゃ喜んでくれましたね」(池森)
④ ふたりだけのダンスフロア with paris match *新曲
「シティポップをテーマにオリジナル作品を作ってきたDEENが、まさにその流れで今こそ届けたい曲、という感じですね。元々、僕はparis matchのファンで。「太陽の接吻」を聴いた時にすごく惹かれて、すぐに杉山さんに連絡してからのおつきあいなんですね。それにマリさんの声も好きで。オリジナリティがあるし、聴いているだけで癒されます。この曲でも、僕がワンコーラス歌った後に、マリさんが歌い始めると、うわぁ、めちゃいい声!と思ってしまいます。杉山(洋介)さんにアレンジをお願いして、マリさんとがっつりデュエットできて、ほんとに最高でした!」(池森)
⑤ SHA LA LA LA LOVE YOU〜DJ Kaz Fly MIX〜/SHU *未発売音源
「黒人になりたいって言っていた頃のソロ曲、これもいい想い出です(笑)。カズさん(DJ Kaz Fly)のリミックス、めっちゃセンスがあるなって改めて思いました。音もぶっといし、転調しているところも、ちゃんとそのコードを積んでいいたりとか。すごいよくできているなって関心しました」(池森)
⑥ Aloha〈DIGITAL SINGLE〉
「ここからの3曲は配信限定でリリースしたシングル。この曲は、最近ずっと 僕が好きだって言っているジャワイアン。ジャワイアンは、ハワイのミュージシャンたちが、ジャマイカのレゲエのリズムをとり入れて発展させた音楽。それが好きすぎて、やろう!と言って作った曲ですね。歌詞は英語にしました。歌っていて、ほんと気持ちいい曲に仕上がりました」(池森)
⑦ そばにいるだけで〈DIGITAL SINGLE〉
「一転して、ロックに。最初の思いついたリフから作っていった曲です。あとリクエストとして、“君のそばでそばで〜”というのがあったので、さすが池森!と思いながら、そこを意識して(笑)」(山根)
「池森そばがバズった時で、ちょっとそばでいじってください、と言われて(笑)。だから歌詞も、“君のそばでそばで歌う”とか、“君のそばにそばにいたい”という感じで書いていきました。そばでいじられると大体この曲がバックに流れているっていう(笑)。でも本来は、君のそばにいたい!という純粋なラブソングなんですよ。ロックなアレンジもミックスも、めちゃかっこいい曲です」(池森)
⑧ 間違いない世界〈DIGITAL SINGLE〉
「これはRPG『アナザーエデン 時空を超える猫』と『テイルズ・オブ』シリーズのコラボのテーマソング。クリエーターの方から、“間違いない世界”というワードを入れて欲しいというリクエストがあったので、それを受けて最後にハメたら、グッと締まりましたね」(山根)
「ゲームの世界観を歌詞に落とし込んで書きました。歌詞、メロディー、スピード感あるサウンドが一体となって、とてもライブで映える曲になったと思います。アレンジは、侑音。「Aloha」からの配信3曲のアレンジをしてもらいました。今回のジャワイアンやロックだけでなく、シティポップやAORとかも、しっかりリクエストに応えてくれて、アレンジが上がってくるたびに圧巻だなと思いますね。音楽スキルも高いし、もう手放せない(笑)。このディスクは、全曲初めてCD化される曲なので、自分にとってもスペシャルな1枚になりました」(池森)
① 瞳そらさないで(ZARD“What a beautiful memory〜軌跡〜”ver.)/ZARD feat.池森秀一(DEEN)
「これは、ZARD30周年記念ライブ(「What a beautiful memory〜軌跡〜」)に僕が参加した時の音源です。集まっている人たちはみんなZARDファンですし、自分があまり目立たないように、しっかり歌を届けることだけを考えて臨んだんですけれど、ZARDファンがあたたかく迎え入れてくれて…。これはDEENが出した翌年に坂井さんがアルバム『forever you』でセルフカバーした「瞳そらさないで」のボサノヴァ・バージョンです。ステージでは、ずっと寄り添うように歌おうと思っていましたね」(池森)
② 翼を広げて(ZARD“What a beautiful memory〜軌跡〜”ver.)/ZARD feat.池森秀一(DEEN)
「これもZARD30周年記念ライブの時の音源。二番では僕がメインを歌って、坂井さんがコーラスをつける構成になっていて、聴いていると実際にデュエットしているように聴こえるんですよ。なんかとっても不思議な感覚でした。DEENのセカンドシングルのレコーディングでは、実際に坂井さんもコーラスで参加してくれていたから、歌いながらいろんなことが思い出されて感慨深いものがありましたね」(池森)
③ DEEN Greatest Hitsアカペラメドレー feat.とおるす
このまま君だけを奪い去りたい〜瞳そらさないで〜君さえいれば〜LOVE FOREVER〜永遠をあずけてくれ〜君がいない夏〜夢であるように〜未来のために〜Memories〜ひとりじゃない
「YouTubeとかでアカペラ動画を発信したり、ゴスペラーズにも楽曲を提供しているアカペラクリエーター、とおるすとのコラボです。DEENの10曲をアカペラアレンジで繋げていくメドレーは、ボーカルもコーラスも、全部新録。アプローチがすごい洋楽っぽくて、彼はペンタトニックス(アメリカの5人組アカペラグループ)とか大好きなんだろうなと思いながらレコーディングしていましたね。DEENをずっと聴いてくれている人も、きっと新鮮な感覚で聴いてもらえるんじゃないかなと思います。とおるすは、学生の時にDEENのカバーをやっていたそうで、今回めちゃくちゃ喜んでくれましたね」(池森)
④ ふたりだけのダンスフロア with paris match *新曲
「シティポップをテーマにオリジナル作品を作ってきたDEENが、まさにその流れで今こそ届けたい曲、という感じですね。元々、僕はparis matchのファンで。「太陽の接吻」を聴いた時にすごく惹かれて、すぐに杉山さんに連絡してからのおつきあいなんですね。それにマリさんの声も好きで。オリジナリティがあるし、聴いているだけで癒されます。この曲でも、僕がワンコーラス歌った後に、マリさんが歌い始めると、うわぁ、めちゃいい声!と思ってしまいます。杉山(洋介)さんにアレンジをお願いして、マリさんとがっつりデュエットできて、ほんとに最高でした!」(池森)
⑤ SHA LA LA LA LOVE YOU〜DJ Kaz Fly MIX〜/SHU *未発売音源
「黒人になりたいって言っていた頃のソロ曲、これもいい想い出です(笑)。カズさん(DJ Kaz Fly)のリミックス、めっちゃセンスがあるなって改めて思いました。音もぶっといし、転調しているところも、ちゃんとそのコードを積んでいいたりとか。すごいよくできているなって関心しました」(池森)
⑥ Aloha〈DIGITAL SINGLE〉
「ここからの3曲は配信限定でリリースしたシングル。この曲は、最近ずっと 僕が好きだって言っているジャワイアン。ジャワイアンは、ハワイのミュージシャンたちが、ジャマイカのレゲエのリズムをとり入れて発展させた音楽。それが好きすぎて、やろう!と言って作った曲ですね。歌詞は英語にしました。歌っていて、ほんと気持ちいい曲に仕上がりました」(池森)
⑦ そばにいるだけで〈DIGITAL SINGLE〉
「一転して、ロックに。最初の思いついたリフから作っていった曲です。あとリクエストとして、“君のそばでそばで〜”というのがあったので、さすが池森!と思いながら、そこを意識して(笑)」(山根)
「池森そばがバズった時で、ちょっとそばでいじってください、と言われて(笑)。だから歌詞も、“君のそばでそばで歌う”とか、“君のそばにそばにいたい”という感じで書いていきました。そばでいじられると大体この曲がバックに流れているっていう(笑)。でも本来は、君のそばにいたい!という純粋なラブソングなんですよ。ロックなアレンジもミックスも、めちゃかっこいい曲です」(池森)
⑧ 間違いない世界〈DIGITAL SINGLE〉
「これはRPG『アナザーエデン 時空を超える猫』と『テイルズ・オブ』シリーズのコラボのテーマソング。クリエーターの方から、“間違いない世界”というワードを入れて欲しいというリクエストがあったので、それを受けて最後にハメたら、グッと締まりましたね」(山根)
「ゲームの世界観を歌詞に落とし込んで書きました。歌詞、メロディー、スピード感あるサウンドが一体となって、とてもライブで映える曲になったと思います。アレンジは、侑音。「Aloha」からの配信3曲のアレンジをしてもらいました。今回のジャワイアンやロックだけでなく、シティポップやAORとかも、しっかりリクエストに応えてくれて、アレンジが上がってくるたびに圧巻だなと思いますね。音楽スキルも高いし、もう手放せない(笑)。このディスクは、全曲初めてCD化される曲なので、自分にとってもスペシャルな1枚になりました」(池森)
完全生産限定盤Blu-ray
THE GREATEST CLIPS 2018-2022 [完全生産限定盤]
「THE GREATEST CLIPS 2018-2022」
<SINGLE CLIPS>
ミライからの光
ミライからの光 (テイルズ オブ ザ レイズ Version)
そばにいるだけで
そばにいるだけで (Lyric Video -蕎麦 Version)
mirror ball
The Last Journey ~47の扉~
<OTHER CLIPS>
『Ballads in Love ~The greatest love songs of DEEN~』
このまま君だけを奪い去りたい (Ballads in Love Version)
ミライからの光
ミライからの光 (テイルズ オブ ザ レイズ Version)
そばにいるだけで
そばにいるだけで (Lyric Video -蕎麦 Version)
mirror ball
The Last Journey ~47の扉~
<OTHER CLIPS>
『Ballads in Love ~The greatest love songs of DEEN~』
このまま君だけを奪い去りたい (Ballads in Love Version)
『POP IN CITY ~for covers only~』
悲しみがとまらない
埠頭を渡る風
真夜中のドア / Stay With Me
プラスティック・ラブ(Recording Movie)
埠頭を渡る風
真夜中のドア / Stay With Me
プラスティック・ラブ(Recording Movie)
『TWILIGHT IN CITY ~for lovers only~』
about long night
Teaser Movies
twilight chinatown
about long night (TikTok Original)
Teaser Movies
twilight chinatown
about long night (TikTok Original)
『シュプール』
シュプール
Teaser Movies
恋人がサンタクロース (Lyric Video)
Teaser Movies
恋人がサンタクロース (Lyric Video)
特典映像
DEEN BASIC TO RESPECT -Special Digest-
テイルズ オブ フェスティバル 2019<完全版>
夢であるように/永遠の明日/君さえいれば/ひとりじゃない/ミライからの光
テイルズ オブ フェスティバル 2019<完全版>
夢であるように/永遠の明日/君さえいれば/ひとりじゃない/ミライからの光
MOVIE
動画
30th ANNIVERSARY
NIPPON BUDOKAN LIVE
30周年記念 日本武道館ライブ
MEMBER's COMMENT
池森秀一
夢を追った10代
夢が叶った20代
少し迷った30代
絆を感じた40代
新たな夢が始まった50代
そこにはいつも、あなたがいました。
ありがとうの歌を日本武道館で
あなたのために歌います。
山根公路
自分達の音楽を皆さんが
聴いた時の顔を想像しながら
曲を作ってきた30年間でした。
30周年をむかえる今、
皆さんの心の中に眠っている
変わることのない
貴重な思い出の引き出しを開けてその想いに浸ってみて下さい。